私的な経済予測 2019年3月版

2019 年 3 月 7 日

【本格的に景気後退期に入ったか】

現状
株価は急激に回復
    下降局面は一服?
    => No : 他の諸要素はむしろ年初より深刻化

世界各国が景気後退を予測
    FRB・ECBが金融緩和の是正を停止
        金融政策の引き締め終了か:利上げなど
    中国の経済成長率見通し(GDP成長予測)の引き下げ
    その他、各種指標の低迷
        米・非農業部門雇用者数の急減など

年末年始からの不安要因の深刻化
・中国不安
・米国経済の頭打ち
・ハード・ブレグジット
・米国の財政不安:政府機関の一時停止
・トランプ政権の動向

中国不安
・構造改革が進まない
    特に国営企業の過剰投資・過剰債務問題
・経済成長率(GDP成長予測)の低下
・消費低迷
    現在、中国経済を支えているのは意外にも内需(国内消費)
・信用不安
    過剰債務問題:企業・個人
・米国との経済摩擦(貿易戦争)
    ファーウェイ問題なども新たな火種


【予測】
今後、起こりうること

・円高:対ユーロ・ドル
    特に対ユーロ < = ブレグジット
        合意なき離脱 -> 急激な円高のリスク高

・米経済の低迷
    => 米国マネーの国内回帰
    => 世界各国での資金供給量の不足
    => 世界経済低迷
    * リーマンショック後に実際に起きたこと

・世界的な株価低迷
    現在(今年に入ってから)の回復局面は一時的?


【日本の国内要因】

・不動産市場の低迷
    その傾向が顕著になりつつある
・実質賃金の伸び率低下
    => 消費低迷
・消費税増税
    決行 -> 消費低迷・株価低下
    回避 -> 政治不安
・好調企業の異変
    過去に例がない需要の落ち込み:製造業
        特に中国向け
・建設需要の急減
    震災復興・オリンピック特需の終焉
    すでに過剰投資:マンション、オフィスビル…
・働き方改革
    => 残業減
    => 賃金減
    => 消費減
    => 景気低迷
    => 賃金減…
・政治不安
    政治・経済の両面で、多くの問題を抱えている
    => 阿部政権の動揺
    => 経済不安


【結論】

「すでに危機は始まっている?」
    前例のない状態に陥りつつあるリスク
        〔要因〕
        各国で――
        ・前例のない長期の景気上昇局面がつづいた
        ・前例のない異例の金融緩和がつづいた
        => 前例のないことをすれば……
                前例のない結果をもたらしても当然

明確なバブルではないが「異例の事態」に陥るリスク


【マーケット予測】

株価
年半ば:18,000円台(据え置き)
年末 :15,000円台(据え置き)

為替
年半ば:1ドル105円(据え置き)
年末 :1ドル102円(据え置き)
* ドルより対ユーロを注視すべき?

未分類,経済経済

Posted by takasho