[フリーウェア]おすすめピクセル定規「Medir」とは 画面上のピクセル数を視覚的に計測するための無料のWindowsソフトウェア[使い方]
画面に表示されているものの長さを単純にピクセル単位で測りたい場合がある。そのためのツールがこのMedir。
かなり昔からあるソフトウェアだがWindows 10でも問題なく動き、シンプルながらも非常に有用なツールだ。
利点
- 軽量・安定でインストールの必要なし
- L字型の曲尺のような形状なので縦と横の長さを同時に測れる
- メジャーのような特定の位置までの長さを方向に関係なく測れる
- 半透明の表示なので定規の下も見やすい
- 定規を回転できる(90度ずつ)
- 目盛りの単位を変えられる
- 目盛りの開始位置を変更可能
- 目盛りが増加する方向を逆にできる(右から左、下から上)
- 定規の色変更が可能
- ウィンドウに吸着する(動作しない場合も)
- 定規で囲った範囲の画像をキャプチャできる(クリップボードにデータがあるだけ)
- 画面解像度を変更した場合の長さを測定できる(エミュレート機能)
- 画面上における特定位置の色情報の取得
ダウンロード・インストール
ダウンロードした.zipファイルを展開し、Rosa.exeをダブルクリックして実行する(インストールの必要はない)。
使い方
基本的にはリアルの定規と同じで、測りたい部分に定規をドラッグ&ドロップで移動させて合わせ、自身の目測で測る。
キーボードの矢印キーで細かい移動も可能(このソフトウェア自体、あくまで大まかに対象を測ることが目的なのであまり需要はないだろうが)。
定規そのものを伸縮させることもで、目盛り(ルーラー)表示されている端のほうをドラッグする。
【自由な方向への計測方法】
通常のやり方だと水平・垂直の方向しか計測できないため、このピクセル定規の左上隅からの相対的な距離を測る「メジャー」のような機能もある。
定規の角にある「+」のマークをドラッグすると、現在のマウスカーソルの位置までのピクセル数をマウスカーソルの近くに表示する。
【その他の機能・使い方】
定規の表示の上で右クリックするとメニューが表示されるので、そこで各種動作を選ぶ。
【各種設定変更】
右クリックメニューから「コンソール表示」を選択すると設定変更用の小ウィンドウ「Medir コンソール」が表示されるので、そこで各種設定を行う。
所感
このツールでは大まかにしか測ることはできないが、手っ取り早く画面上の長さを知るにはまだまだ使える印象だ。
ただ、作者の公式サイトはすでに閉鎖されており、今ではVectorで提供されているのみ。今後のバージョンアップや保守は期待できそうにないので、その点は覚悟しておこう。