[まとめ] カフェインについての情報
昨今、カフェインのデメリットについて注目されるようになってきた。健康のために、なるべくカフェインを摂らないようにしている人も多いと思うが、それにまつわることはなかなか難しい部分もある。
そこで、以下に主要なポイントをまとめてみた。
カフェインを含む食品
コーヒーや紅茶が有名だが、日本茶(緑茶など)、ウーロン茶なども基本的に同じ茶葉を使っているので多く含まれている(麦茶は厳密には茶ではないので含まない)。
カフェイン含有量はコーヒー豆やカカオの実を使ったものが多いが、製法しだいなので場合によりけり。
飲料
コーヒー
紅茶
ココア
コーラ
各種清涼飲料水
エナジードリンク(レッドブルなど)
食品
チョコレート
カカオ(ココアパウダー)を使ったお菓子・パン・ドーナツなど
原材料
コーヒー豆(コーヒーノキ)
茶葉(チャノキ)
カカオ
ガラナ
日本における食品関連商品の原材料名の表記
【注意!】 食品関連商品の原材料名に「カフェイン」がないからといって、カフェインが含まれていないとは限らない
これは、あくまでその名のとおり原材料のみを表記するもの。
つまり、カフェインを添加物として(=ひとつの原材料として)外部から加えているのでないかぎり、一覧には表記されない。
缶コーヒーですら、商品にカフェインの記載がない場合があるのはそのため。
上記のカフェインを含む原材料が書かれているか、いちいちチェックする必要がある。特にガラナは日本人に馴染みがないが、実は多くのカフェインを含み、飲料に添加されている場合があるので要注意。
デカフェ、カフェインレス
【注意!】 カフェインレスはカフェイン・ゼロではない
最近は、コーヒーや紅茶でも「カフェインレス」を謳う飲料をよく見かけるようになった。
海外では「デカフェ」という言葉が一般的で、日本では「カフェイン・フリー」などと呼ばれることもある。
だが、これはかならずしも「カフェインがまったく含まれていない」ことを示すものではなく、実はごく微量ではあるものの、一定程度のカフェインは残っている。
たとえば以下の商品の場合、1杯14グラムあたり0.001グラム未満(=1ミリグラム未満)は含まれている可能性がある。
欧州では規定があり、「カフェイン含量がコーヒー豆中の0.2%以下(インスタント・コーヒーでは0.3%以下)であるもの以外はデカフェという名称を使うことはできない」(Wikipedia)。
一方、日本では特に基準がなく、信頼性の後ろ盾となるものがない。
いずれにせよ、大量に摂取すれば問題だが、この点に関しては悪質な業者がいないかぎりさほど心配する必要はないだろう。
Tips 誤情報に気を付けよう
【注意!】 ホワイトチョコレートにもカフェインが含まれている場合もある
ホワイトチョコレートにはカフェインが含まれていないという情報を散見するが、実際には商品によっては含まれている場合もある(カカオの風味をつけるため)。
場合によりけりなので、自分でチェックしよう。
また、カフェインとは関係ないが、合成甘味料の中には健康上問題があると考えられているものもあるので、こちらも要注意。