Google Chromeの同期方法 古い同期データをクリア・同期対象を選択する方法 Googleアカウントで[ブラウザ]

2022 年 3 月 26 日

Google Chromeの同期方法 古い同期データをクリア・同期対象を選択する方法 Googleアカウントで[ブラウザ]

同期を有効にする方法

【Googleアカウントにログインする】

画面右上の「︙」(三点リーダー)のメニューアイコンの隣りにあるプロフィールアイコンをクリック

【同期の有効化】

画面右上の「︙」(三点リーダー)のメニューアイコンの隣りにあるプロフィールアイコンをクリック
>同期を有効にする
>「オンにする」ボタンをクリック

または、

画面右上の「︙」(三点リーダー)のメニューアイコンをクリック
>設定
>右ペインの画面上部「オンにする」ボタンをクリック

同期の注意点:古い内容が残ることも

Chromeの設定で同期をオフにしても、Googleのサーバーには古い内容がそのまま残りつづけている。

このとき、たとえば別の端末で同期しようとすると、この古いリストを使って同期しようとしてしまうため現在使っている最新の状態との同期にならず、場合によっては削除したはずの余計なデータが含まれてしまうことがある。

この点はブックマークも拡張機能も同様だが、あくまでリストにない要素を同期先の端末に追加する形をとるため、少なくとも既存のものが勝手に削除されることはないのでそこは安心できる。

* ここでの話はあくまで、同期をいったんオフにして状態が変化してから再びオンにした場合の話。
* 常に同期している状態ならば、削除の場合もすぐに反映される。

対処法

同期の前に、いったんGoogleサーバーにあるデータをクリアする。

Googleアカウント内の「アカウント内の Chrome のデータ」ページへアクセス
>画面下部の「データの消去」ボタンをクリック

* これはサーバー側に保存されている同期用データのみを削除するだけなので、各端末に直接の影響はない。

すでに拡張機能をインストール済みの「同期元」となる端末の同期をオンにする。

そのあと同期したい側、つまり「同期先」の端末において同期設定をオンにする。

セキュリティ面の注意点

同期する対象のデータはすべて、いったんGoogleのサーバーに保管される(これはパスワードやGoogle Pay のお支払い方法と住所も同様)。

もちろん暗号化されたうえで送信・保存されているのだが、どんな暗号も時間をかければ解かれてしまうもの。

しかも上記のとおり、同期をオフにしても同期対象の情報はサーバーに残りつづけるため、アカウントを乗っ取られたりサーバーに侵入されたりした場合、重大な情報漏えいになりかねない。

Googleのサーバーがハッキングされるというのはめったにないだろうが、Googleアカウント自体のパスワードがユーザーのミスで漏えいしたり、パスワードの使い回しでリスト型攻撃を受けたりしたら、第三者に情報を持っていかれるリスクは常にある。

今のところ、ブラウザの同期が原因による個人情報の漏えいはほとんど聞いたことがないが、どこまで同期するかよく考えたうえで利用しよう。

便利な機能というのは、えてして諸刃の剣だ。

Google Chrome Portable版を使う

これは、上記の方法とは根本的に異なるやり方。

デスクトップOS向けのChromeには「Google Chrome Portable」と呼ばれる、インストールの必要がない(圧縮されたファイルを自分の好きな位置に展開するだけでいい)バージョンが以前から提供されている。

基本的にはUSBメモリなどに入れて、複数端末で利用できるようにするためのものだが、ファイル・フォルダのパス(アドレス)に依存しないということは物理メディアを経由しなくても直接別の環境へコピーすればそのまま使えることを意味する。

つまり、同期をとればどの端末でも同じ設定のChromeを使えるということだ。