[つばさ] 最新話を投稿:第十章 すべての終止符と喜びと 第一節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
最新話を『小説家になろう』に投稿。
(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
森の空気は冷たく、帝都の喧噪が嘘のようにあたりは静まり返っている。響くのは雨の音ばかりで鳥の鳴き声すらしない。
「なん ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第十一節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
最新話を『小説家になろう』に投稿。
(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
低い雲が凄まじい勢いで流れていく。
ここまでは、あらゆることが順調に推移していた。
狙いどおり宮廷軍を一気 ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第十節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
最新話を『小説家になろう』に投稿。
(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
まるで帝都の内側が煙ですっぽりと覆われたように、すべてがぼやけていて判然としない。しかし、それでいて凄まじいまでの狂騒の音は、 ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第九節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
目の前の光景はなんだろうか。
人間と人間とがぶつかり合い、剣を交え、盾で押し合い、火花を散らしている。その人間は、片 ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第八節 二――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
雨が降りだした。
――さっきまであんなに天気だったのに。
周りの炎による熱気と日差しで恨めしいほどの熱さを ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第八節 一――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
雨が降りだした。
――さっきまであんなに天気だったのに。
周りの炎による熱気と日差しで恨めしいほどの熱さを ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第七節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
雲行きが怪しくなってきた。
晴れ渡っていた空の西のほうに暗雲がたれ込めている。まるでこれからの帝都の行く末を暗示して ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第六節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
ほぼ完全な暗闇の中を、たいまつの心細い明かりだけを頼りに少し急いで進んでいく。
たいまつが一本だけでは、三歩先さえ見 ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第五節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
さすがに、こころの底から揺さぶられるような動揺を禁じ得ない。
周囲は、まるで地獄絵図のごとく化していた。方々で泣き声 ...
[つばさ] 最新話を投稿:第九章 始まりの終わり 第四節――無料で読めるファンタジーのオリジナル長編小説
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(アットノベルスにも)
(冒頭部分)
先の会議とはまた違った、刺すような空気が議場には流れていた。
選帝会議は混乱の極みにあった。
この会議も二 ...