Luanti(旧Minetest)おすすめMOD紹介【まとめ】

2025 年 2 月 1 日

はじめに

ここでは、Luanti(旧Minetest)をプレイする上でほぼ必須となるMODや、入れておいたほうがいいと考えられるものを一挙にまとめて紹介。

大半がオープンソースのGPLライセンスで提供されており、それを守りさえすれば自分で改造して再配布することもできる。

なお、LuantiのMODは無数に存在し、ひとつひとつ紹介していたらきりがない。以下ではあえて数を抑えてある。

注意点

Luantiはゲーム本体というより一種の“ゲームエンジン”であり更新時に仕様が変更されることもしばしばあり、各MODはその仕様(APIという)に合わせてつくられているため本体のアップデート時に動かなくなることもある。

まれにバージョンが合わなくても動作する場合もあるにはあるが、基本的には各MODの対応バージョンをきちんと確認するようにしよう。

また「1MOD・1機能」とは限らないのでひとつのMODで複数の機能が追加され、それゆえに導入した他のMODと機能が部分的に重複してしまうこともある。

さらに、特定のMODをインストールすることで、他の関連MODが複数自動インストールされる場合も多い。

一方でMOD相互の相性問題もあるので、機能はかぶっていないはずなのにうまく動かない場合も。そういったときは、有効化されたMODをひとつひとつ外していってどれが原因なのか探ってみよう。

Luanti本体とMODの導入方法

MODの配布サイト

LuantiのMODはさまざまなサイトで配布されている。以下では主要なものを紹介。

現在のLuanti本体では、そもそもクライアント(ゲームアプリ)から直接MODを探してインストールできるようになったので、いちいちこれらのサイトにアクセスする必要はなくなってきた。

ContentDB

Luanti公式のMODまとめサイト。

Luanti本体のクライアントが対応しているのはもちろんこちらなので、基本は常にここを使ったほうがいいだろう。

画像を用いてわかりやすくまとめてくれているが、残念ながら日本語非対応。

また、検索結果の並び順には特に意味はないらしく、上位だからといって人気があるわけではない。並び替え機能がないのは残念。

Luanti/Minetest Mod Search

MODの開発者のひとりが個人的に運用しているサイト、というより検索エンジン。

各MODの開発者はLuantiの公式フォーラム(掲示板)に情報を書き込むことが多いので、検索結果はそのページへのリンクが表示されている。

中には、公式のContentDBにはないMODも含まれているので、そこに価値がある。

公式と同じく検索結果の並び替えはできないが、そことは違って人気順に表示してくれる。正直、初心者はこちらでまず人気のMODが何かを確認したほうがいいくらい。

ただし、登録されているMODの情報の更新は遅いようなので注意しよう。

各種MOD紹介

Mobs Redo API

Luanti本体の対応バージョン:5.0以上

非常に多くのモンスター系のMODが採用しているベースとなる、いわば「MODのためのMOD」。

個別に各モンスター(モブ)のMODを導入しなければならないが、かなり数が豊富ですべてを把握しきれないほど。

モンスター系のMODとしては、事実上の標準と言ってもいいくらい。

Mobs Horseのようにライド可能なモンスターとそのためのアイテム(鞍など)が追加されるMODも存在。

中には弓矢などの武器を追加するMODがついているものもある。

* 関連MODはリンク先にまとめてある。

標準のLuanti Gameに含まれている「mobs」とは似て非なるもので互換性はないが、共存はできる。

Mesecons

Luanti本体の対応バージョン:5.0以上

Minecraftのレッドストーンに相当する自動化機能(回路)などを実装するもの。

他のMODでも、このメセコンズの使用が前提となっているものが多い。

簡単な回路を組むことができる一方、マイクラのレッドストーンよりはるかに機能が豊富なため、アイデア次第でいろいろなものをつくることができる。

ただし日本語での情報が圧倒的に不足しているため、英語の説明をなんとか読むか、自分で試行錯誤しながらやっていくしかなく、難易度は総じて高い。

3D Armor

Luanti本体の対応バージョン:?

装備品とそれを身につける機能を追加する。

PCがダメージを受けると、装備品の耐久値も落ちていく。

アーマーを飾るためのアイテムも同時に追加される。

Stamina

Luanti本体の対応バージョン:5.4以上

空腹度(満腹度)などの機能とそれを表示するためのもの。

標準のLuantiは空腹度のパラメーターがなく、食べ物を摂取しても単純にライフを回復するだけだが、このMODにより何かを食べると空腹度だけが回復し、それが一定以上ある場合のみライフが回復するようになる。

サバイバル感が増すが、一方で難易度は上がる。

Unified Inventory

Luanti本体の対応バージョン:5.4以上

インベントリ画面を拡張し、レシピとその検索機能などを追加する便利系のもの。

標準のLuantiではごくシンプルなインベントリ画面なので、正直なところこうしたレシピ=作成できるアイテムとその材料・作り方の表示をする機能がないと非常にプレイしづらくなってしまう。

本当に「必須」といえるMOD。

インベントリ関連のMODは数多く存在するが、個人的にはこのUnified Inventoryが一番使いやすく、また昼と夜を変更するなどの便利機能も豊富で、他のMODとの親和性も高い。

今となっては古いMODだが、開発が継続されているのも好印象。

Nether

Luanti本体の対応バージョン:?

通常のワールド(空間)とは別の地下世界を追加する。

マイクラと同じくゲートをつくって、そこからワープする形を採る。

Temple MOD

各バイオームにピラミッドなどの神殿を追加する。

内部にはトラップやお宝が設置されている。

* 現状、マイクラにある海底神殿(Ocean Monument)風のMODは存在しない模様。

X Farming

Luanti本体の対応バージョン:5.4以上

育てられる農作物や植物、食品の種類を大幅に増やすことができる。

標準のLuanti Gameだけでも小麦(wheat)や綿花(cotton)など基本的なものがすでに含まれているが、これらだけではかなり物足りない。素直に初めから導入するのがおすすめ。

More Ores

Luanti本体の対応バージョン:5.0以上

さまざまな鉱石を追加するもの。

いろいろなMODで採用されているのでもはや必須と言ってもよく、これによって追加されるアイテムがないと生成できない場合もある。

Hang Glider

Luanti本体の対応バージョン:5.0以上

空を飛ぶ=滑空することができるハンググライダーを追加する。

ただしマイクラのエリトラのようにロケット花火を使って加速するということができないため、自力で高いところまで登る必要がある。

Luantiではエリトラに相当するMODが存在しないため、自由に空を移動したい場合は後述の飛行機を使うようにしよう。

Mobs NPC

Luanti本体の対応バージョン:5.0以上

村人やトレーダーのようなさまざまなタイプのNPCを追加するためのMOD。

ワールド生成時に自動的に追加されるだけでなく、アイテム(エッグ)から簡単に好きな位置にスポーンさせることもできる。

NPCによっては行動パターンを設定できる種類のモブも存在。

Travelnet

テレポート(ワープ/瞬間移動)用のボックスをつくり、ワールドに設置された各ボックス間を簡単にテレポートすることができるもの。

Luantiもteleportのコマンドに対応しているが、このMODを使えば手軽に特定の場所へ移動することができるようになる。

UIもわかりやすく使いやすいが、便利すぎてサバイバルの難易度を下げてしまうかも。

テレポート/ワープ系のMODは現行のLuantiバージョンでは動かないものが多く使い方がわかりづらいこともあるが、このTravelnetは使いやすく安定もしているので非常におすすめ。

ただ、このアイテムをつくるためにはmese blockという入手・作成が困難な素材が必要なため、サバイバルモードでは多くつくることが難しい面も。

* Luanti界隈では「warp」という言葉は使われずに「teleport」を使うのが一般的。検索結果にだいぶ差が出るので、後者のワードで調べるようにしよう。

弓矢:X Bows

マイクラとは異なり、さまざまな種類の弓矢や銃を追加する。

標準のLuantiでは近距離武器の剣しか存在しないため、飛び道具を使うためにはこうしたMODが必要。

試し打ちをするための“的”のアイテムも(ダーツで使うようなもの)。

ただし弓系に限らず飛び道具系のMODは、モブに当てても効果がなかったり、そもそもまともに動かないものも多い。

このX Bowsは安定して動作する数少ないMODのひとつではあるが、他のMODとの相性は使ってみるまでわからない。

ダッシュ:Wadsprint

ダッシュ(スプリント)できるようにするMOD。

専用のUI(HUD)が表示される。

同じ系統のMODはこれまで多く存在したが、Luanti本体から直接インストールできるものの中でまともに動作するのはこれくらいのようだ。