つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 ふと目を開けると、窓の外が白みはじめていた。食事をとったあと、すぐに寝た気がするから思ったよりも眠れたようだった。
 リゼロッテは少し身を震わせて、赤 ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 見るもの触るもの、すべてが新しかった。
 人間の上半身だけの不思議な置物や、何に使うのだろうと首をかしげたくなるような巨大な甕|(かめ)、そして壁に無 ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 それでも、たいした広さのある森ではない。しばらく飛んでいると、森の中央付近に高い木々に囲まれた館を見つけることができた。
 おそらく、ここがそうだろう ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 ひょんなことになったものだと思う。
 様子のおかしい翼人のあとをつけていたら、この町にたどり着いた。そこでひとりの人間と出会い、翼人の集団による襲撃が ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 森の動物たちが、急に落ち着きをなくしはじめたのはいつの頃からだったろう。
 動揺は徐々に徐々に高まっていき、やがてそれが頂点に達したとき、一気に静けさ ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 だが、最悪の空中遊泳はすぐに終わることになった。
「何をしている!」
 強い力に引き寄せられ、たくましい体に包まれる。気がついたときにはもう、 ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 すべてが茜色に染まっていく。
 結局、岩場で亡くなっていた男の埋葬が終わったのは、日が完全に傾いてからのことだった。
 翼人の彼と別れたあと、 ...

つばさ

最新話を『小説家になろう』に投稿。

(冒頭部分)

 風が冷たかった。
 日陰をずっと歩いてきたせいか、まだ真昼といってもいい時間だというのに体は冷えきってしまった。
 それも仕方がない。自分はど ...

つばさ

元々、アットノベルスで投稿していたもの。同サイトが閉鎖状態になってしまったため、こちらに投稿させていただくことにした。

(上記のサイトが復活したときに更新をどうするかは未定。ご了承いただきたい)

『つばさ』

つばさ

最新話を『アットノベルス』に投稿。

(冒頭部分)

 見るもの触るもの、すべてが新しかった。
 人間の上半身だけの不思議な置物や、何に使うのだろうと首をかしげたくなるような巨大な甕(かめ)、そして壁に無数 ...