[無料]Windows 10機能代替おすすめフリーソフト:PCへ最初に入れるべき評判のいいソフトウェア・アプリ一覧[2021]

Windows 10の標準機能・ソフトウェアの置き換えを目指す無料の安全かつ便利なツールなどを紹介。

いずれもWindowsのものより優れていると考えられる。

なおWindows 10の設定上、ブラウザ以外はOS標準の機能を完全に置き換えることはできず、あくまでひとつのソフトウェアとして使うしかない。

ランチャー(デスクトップ)・Windowsメニュー

Orchis

各種ソフトウェア、ファイルなどを、ブラウザのブックマークのようにフォルダとアイテム(項目)によってシンプルに分類・管理することができるランチャー。

ショートカットキーなど複数の起動方法が用意されており、ソフトウェア自体が軽量なためすぐにランチャーのメニューを表示することができる。

他にもいろいろなランチャーアプリが存在するが、どれも内容(登録項目)の数が増えてくると何がどこにあるのかわかりづらくなってしまう欠点を持っていることが多いので、このシンプルなOrchisがまずはお勧め。

ただし、Windows 10には一応対応しているものの、開発がやや滞っている様子。

XLaunchpad

【画像】XLaunchPadのスクリーンショット(公式サイトより)

macOSのデスクトップ機能である「LaunchPad」風のアプリランチャー。

そのLaunchPadとほぼ同等の機能を有する。

相変わらず進化のないWindowsのデスクトップ画面をほぼ置き換えることも可能。

既存のデスクトップアイコン(ショートカット)から内容を自動構築してくれるため、わざわざ自分でひとつひとつ登録する必要がなくて便利。

ただし、開発元の「XDesktopSoft」がどういう存在なのかはっきりとしない(個人なのか団体なのか含めて)。

数々のフリーソフトをリリースしており、スクリーンショットからどうも中国系の開発者らしいが、一部では米国の法人という情報もある。

セキュリティ面で不安があるようなら、同様の機能の代替品である「PaperPlane Smart Launch」がおすすめ。

こちらはポーランドの企業が提供しているもので、Windowsのデスクトップ画面を完全に置き換えるモードだけでなくひとつのウィンドウとして使うモードもある。

【画像】PaperPlane Smart Launchのスクリーンショット(公式サイトより)

タスクバー

RocketDock

* ダウンロードリンクはページ下部にある。

【画像】RocketDockのアイコン(公式サイトより)

最新バージョン:v1.3.5

macOSのデスクトップ機能である「Dock」風のランチャー。

Dockとほぼ同等の機能を有する。

Windowsのタスクバーの機能をすべて有しているわけではないが、普段使いにはこれで十分。

なお、残念ながら更新は停止してしまっている。

似たようなWindows向けソフトウェアは他にもあるが、現在でも無料でかつまともに使えるものとなるとおそらくこれだけ。

メモ帳(テキストエディタ)

Mery

【画像】テキストエディタMeryのスクリーンショット(公式サイトより)

インストール:不要

多機能でとにかく軽いテキストエディタ。

今では機能が豊富なテキストエディタは他にいくらでもあるが、Meryのいいところは軽量で必要十分なところ。

たとえば開発者にはAtomなど開発ツールとしても使えるものが人気だが、大半の人にとっては冗長で普段使う機能は限られるのに少し重さを感じるといったデメリットもある。

その点、Meryは普段使いに非常によく合ったシンプルな良作エディタだ。

個人が提供しているので開発のペースはやや遅いが、ダークモードにも対応するなど少しずつ進化を続けている。

エクスプローラー(ファイラ)

As/R

インストール:不要(自己解凍形式 .exe)

表示方法の高度なカスタマイズやファイル一覧の高速表示などメリットが多いファイラ。

ブックマーク機能を含め「こういった機能が欲しい」という要望を数々実現してくれているため昔から人気のあるソフトで、それだけに全体的にこなれている印象。

開発も、少しずつではあるが着実に進んでいる。

ただ、UIがやや古いWindows XP時代を感じさせるものであるせいか、人によってはわかりづらい部分もあるかもしれない。

ペイントツール

[高機能版] Gimp

オープンソース
ポータブル版:あり

Photoshop的な機能やフィルターが豊富にある、オープンソースのフォトレタッチソフト。

その分やや重いがブラシやスクリプトにも対応し、自分で新しい機能を付け加えることも比較的簡単にできる。

画像に文字を手軽に入れられるので、サムネイル画像などをつくるためにYouTuberなど動画配信者にもよく利用されているソフトのひとつ。

OSはWindows以外にも、Mac・Linuxなどに対応している。

[イラスト描き] ファイア アルパカ

2Dイラストを描くことに特化したペイントツール。

無料とは思えないくらいイラスト描きに向いているソフトウェアで、本格的な絵を描く人も使うほど人気があってパースや漫画向け機能なども充実。

PSD形式のファイルにも対応しているので、汎用性は高い。ただ、なぜかテキスト表示の情報が失われてしまうので、PSD版は要注意。

画像編集(フォトレタッチ)の機能は乏しいのが残念ではあるが、ともかく無料でここまで使えるのならありがたい。初心者なら十分すぎるくらい。

[軽量版] PictBear

【画像】ペイントツールPictBearのスクリーンショット(公式サイトより)

ブラウザ「Sleipnir」で有名なフェンリルが開発した、昔からあるシンプルな画像編集ソフト。

すでに更新が止まっているだけでなく内容的にもの足りずフォトレタッチ的な機能もないが、軽量でインターフェイスがわかりやすく今でも使いやすい。

PSD形式のファイルにも対応しているので、今でも汎用性は高い。

残念ながらすでに開発は終了しておりサポート対象外だが、まだまだ十分使える。

[Web版] Pixlr

シンプルで、オンライン版とは思えないほど軽快に動く画像編集用のWebアプリ。

初心者向けの「Pixlr X」と高機能な「Pixlr E」、そして背景除去に特化した「Pixlr Bg」という3種類のバージョンがある。

ブラウザで動くのでOSを問わずクロスプラットフォームであり、ログインしなくてもそのまま使うことができる。

基本的な編集作業はこれで十分。

AIによってきれいに人物をクロップできたりと機能も本格的。

コラージュ(複数画像の組み合わせ)用の簡易テンプレートから本格的なデザインがあらかじめされたデザイナー向けテンプレートなどがあらかじめ複数用意されており、「Stock By Pixlr」というUnityのアセットストアのような素材販売サービスと連携して簡単にそれら画像などをプロジェクトに取り込むことが可能(無料のものもあり、自分でクリエイターとして素材をつくって販売することも可能)。

海外のサービスだが日本語にきちんと対応されており、なんの問題もなく使うことができる。

単純なテキストの入力だけでなく、縁取り、ドロップシャドウなどにも対応しているため、YouTube動画やブログ用のサムネイル画像をつくるのにも向いている。

ただし現状、編集途中の画像は端末のブラウザに保存されるだけでサーバー側に編集画像を保存することもダウンロードすることもできないので、編集途中のものをバックアップする方法がないのが残念。

[Web版] JSPaint

Windows XP以前の古い『ペイント』そっくりにつくられたWebアプリ(ブラウザアプリ)。

機能的にはまったく物足りないが、超シンプルで軽く、まさに昔の感覚でそのまま使える。

一方でURLを指定しての画像読み込みや大規模画像共有サイト「Imgur」へのアップロード機能など、Webアプリならではの機能も追加されている。

アーカイバ(ファイルの圧縮・展開)

7zip

オープンソース:LGPL、3条項BSDライセンス、unRARライセンス

7zipという名前だが、その7zip形式以外のさまざまなアーカイブ方式にも対応した定番の汎用アーカイバ。

アーカイブファイルのユーティリティソフトともいえ、圧縮・展開だけでなくアーカイブの中身を展開せずに見ることができるエクスプローラーのような機能もある。

動作も軽量・高速で、いろいろな面でWindows 10標準の展開機能よりもさまざまな面で上回っている。

圧縮率に関しては、有料のWinRARを上回ると謳っている。

一般レベルではあまり馴染みがないかもしれないが、昔からある実績のあるソフトウェアだ。

ファイル検索

locate32

オープンソース:3条項BSDライセンス
最終更新:2018年11月1日

シンプルな高速ファイル検索専用ソフト。

ファイル検索ソフトは他にいくらでもあるが、ファイルデータベースの自動作成をやめさせ、任意のタイミングで実行できるのはおそらくこれだけ。

たとえば人気のある「Everything」は起動時に自動作成を始めてしまうので、常駐していないと肝心のファイル検索をしたいとき=起動直後に重かったりする。

ソフトウェア自体の更新が2018年11月で止まってしまっているが、現状Windows 10でもなんら問題なく動く。

ブラウザ

Google Chrome

もはやWindows 10標準のEdgeよりChromeのほうがはるかにシェアを持っており今更であるため、詳細は割愛。

なお、Edgeもベース部分はChromeと同じ「Chromium」へと移行しているので、あえてEdgeを選ぶ理由も特にない。

ただ裏を返せば、拡張機能も共通であるためGoogleアカウントを通してブラウザの設定を同期したい場合などを除き、Edgeで特に不満がないのならあえて今からChromeをわざわざ導入する理由は特にないともいえる。

まだChromeを使ったことがないという人は、Chrome固有の機能・サービスを調べたうえで検討してみよう。