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(冒頭部分)

 部屋はいつもの薄暗がりのままであったが、その空気は明らかに常時とは異なっていた。
「――どういうこと?」
 麗奈の問いに答える者はいない。中途半 ...

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(冒頭部分)

 芦山を先頭に、それぞれがつま先に重心を移す。
 ――もう、
 一斉に動きだした。
 ――やるしかねえ!
 迷わず、秀真を鞘から解 ...

つばさ

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(冒頭部分)

 森の動物たちが、急に落ち着きをなくしはじめたのはいつの頃からだったろう。
 動揺は徐々に徐々に高まっていき、やがてそれが頂点に達したとき、一気に静けさ ...

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(冒頭部分)

 ――ちくしょう。
 相手は、間断なく攻めてくる。
 ――どうしたものか。
 対応を迷っている間に、自身の生傷が増えていく。相手は手に集束 ...

つばさ

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(冒頭部分)

 だが、最悪の空中遊泳はすぐに終わることになった。
「何をしている!」
 強い力に引き寄せられ、たくましい体に包まれる。気がついたときにはもう、 ...

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(冒頭部分)

 うまく喧噪を抜け出した蓮は、ひとり廊下を階下へ向かって歩いていた。
 いつもいつもいつも厄介ごとに巻き込まれる。腹立たしいことこの上ない。
 蓮 ...

つばさ

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(冒頭部分)

 すべてが茜色に染まっていく。
 結局、岩場で亡くなっていた男の埋葬が終わったのは、日が完全に傾いてからのことだった。
 翼人の彼と別れたあと、 ...

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(冒頭部分)

 生真面目人間、東賀 甲一は怒りや苛立ちとともに、生徒会長である雛子の教室へ急いでいた。
 ――まったく、あの男。なんてことを。
 思い出せば出す ...

つばさ

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(冒頭部分)

 風が冷たかった。
 日陰をずっと歩いてきたせいか、まだ真昼といってもいい時間だというのに体は冷えきってしまった。
 それも仕方がない。自分はど ...

つばさ

元々、アットノベルスで投稿していたもの。同サイトが閉鎖状態になってしまったため、こちらに投稿させていただくことにした。

(上記のサイトが復活したときに更新をどうするかは未定。ご了承いただきたい)

『つばさ』