[Chrome]ページ単位でキャッシュを完全にクリアする方法:確実な削除のために

2021 年 1 月 20 日

キャッシュの消去とハード再読み込み

「デベロッパー ツール」を使う

ページ単位でまとめて消すには、この方法しかない。

Chromeのメインメニューのアイコンをクリック
	(画面右上。閉じる「×」アイコンの下)
>その他のツール
>デベロッパー ツール

または、F12 / Ctrl+Shift+Iのショートカットキーでデベロッパー ツールを起動。

その状態で、画面左上の更新ボタンを右クリック/長押しし、「キャッシュの消去とハード再読み込み」をクリック。

解説

大半のブラウザには、「キャッシュ」というWebからダウンロードしたデータ・ファイルを一時的にローカルのストレージに保存しておく一時ファイルの機能が昔からある。

通信量を抑え、ダウンロード時間を減らすことで効率化を図るために存在するが、場合によっては意図せず古いデータが残ってしまい、特定ページの動作がおかしくなったり、Chrome全体の挙動が不安定になったりすることがある。

ここでは、そのキャッシュを完全にクリアする方法を紹介。

他のユーザーからは不具合の報告がないのに、自分の環境だけうまく動作しない場合などに試してみよう。

「ハード再読み込み」との違い

更新アイコンを右クリックするとわかるが、通常の状態でもローカル側のキャッシュを利用せずに新規にページを読み込む「ハード再読み込み」が利用可能だ。

(スーパーリロードと呼ばれることもある)

ただしこれは、該当するページのHTMLが直接読み込むファイルのみが該当し、JavaScriptを使って間接的に(動的に)読み込むファイルは対象外になり、結局キャッシュが使われてしまう。

そこで、明示的な「キャッシュの消去」が必要になる。

ショートカットキー

Ctrl/Command+Shift+R
Shift+F5
Ctrl+F5

補足:すべてのキャッシュをまとめて削除する方法

Chromeツールバーのメニューアイコン(画面右上)
>設定
>設定のメインメニュー(画面左上)
>プライバシーとセキュリティ
>閲覧履歴データの削除
>「Cookie と他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」のチェックボックスをオン
>「データを削除」ボタンをクリック

【注意点】

これだとすべてのサイト(Webページ)のキャッシュを削除してしまうので、注意が必要。

Cookieまで削除してしまうとログイン後のセッション情報まで消えてしまい、すべてのサービスで再ログインが必要になる。

ほとんどの場合、「キャッシュされた画像とファイル」だけで十分だろう。