超軽量Webサーバーまとめ :ローカルファイルをブラウザで実行[開発用]

2018 年 7 月 4 日

以下では、基本的に開発目的でローカルのJavaScriptファイルなどスクリプトを動かすために使う、超軽量サーバーのソフトウェアについて紹介。

各ブラウザ向け拡張機能

拡張機能(アドオン)として提供されているWebサーバー。

ブラウザひとつですべて完結するので環境(OS)を問わず、最も確実。おすすめ。

[Chrome] Web Server for Chrome

最終リリース日:2017年9月22日

以前から定評のある拡張機能。すでに20万人以上が利用している。

Chromeが動作するならどこでも動くのが売り。ARMベースのChromebookですら動く。

継続的に開発されている。

ただし、Googleが廃止を予定しているChromeアプリとして提供されているので、今後どうなるかは不明。

[Firefox] DivHTTP

最終リリース日:2015年5月17日
CGI:非対応
ライセンス:GPL

残念ながら、Firefox Quantum以降の最新版には非対応。

[Firefox] fxHttpd

最終リリース日:2013年4月
ライセンス:MPL 2.0

昔のアドオンのため現在でも動くかどうかは不明だが、オープンソースのため自分でカスタマイズすることも可能。

いずれにせよ、ソースコードのみ配布されているため、自分でアドオン形式にビルドする必要がある。

レスポンスをJavaScriptで記述することができるのが特長。

独立したソフトウェア

04WebServer

最終リリース日:2011年9月3日
OS:Windows XP、Vista、7(32ビット・64ビット両対応)
CGI:対応
HTTPS:対応
GUI:あり

開発目的というより、個人が自宅サーバーで使うことを前提につくられたもの。

GUIで各種設定を変更できる。

古いソフトウェアなので、現状Windows 10 でどれだけ動くか不明だが、非常に軽量。

単純Webサーバー

最終リリース日:2015年4月21日
OS:Windows 7、8
CGI:対応
ログ機能:なし
必要環境:.Net Framework 4.0以上

開発目的というより、実際にサーバーで運用されることを目的につくられたもの。

CGIはC言語、C++の.exeファイルにも対応している。

MIMEタイプはさまざまな形式に対応。

簡易HTTPサーバー

最終リリース日:2018年3月24日
OS:Windows 10

GETにのみ対応したサーバー。

ドメインごとにサイトを設置可能。

この手のソフトウェアとしては珍しく、比較的最近にリリースされたもの。

HTTDir

最終リリース日:2018年3月24日
OS:Windows 10

ドキュメントルート(公開フォルダ)の配下にあるファイルの閲覧・ダウンロードのみ可能。

HTT_RPC

最終リリース日:2018年4月8日
OS:Windows 10

全てのリクエストをRemote Procedure Callのようにプログラムで応答。

対応言語はC#、Java。

HTTP-Server Gigantes

最終リリース日:2012年11月20日
OS:Windows XP、Vista、7
GUI:あり

WebDAV(ブラウザ上でのファイル操作)、複数ホストネーム・複数ポート、HTTPプロクシ、64ビット環境に対応。

自分WebServer

最終リリース日:2012年9月8日
OS:Windows XP

簡単WEBサーバー

最終リリース日:2011年12月3日
OS:Windows XP
必要環境:Microsoft .NET Framework 4 Client Profile

AN HTTPD

最終リリース日:2006年4月2日
OS:Windows 95、98、Me、NT、2000、XP
CGI:対応
GUI:あり

日本で個人向けサーバーを手軽に使えるようにした草分けともいえるソフトウェア。

すでに開発が終了されてから長いが、インターネットアーカイブのサイトでバックバージョンならば手に入れることが可能。

httpd141gd.zip

Yaya'sWebserver

最終リリース日:2005年12月26日
OS:Windows XP
CGI:対応

CGI、SSI、エイリアス、Basic認証に対応したマルチスレッドWebサーバー。

かなり古いソフトウェアのため、現状どこまで動くかまったく不明。