[無料]音楽ファイルをアップロードして保存できるWebサービスまとめ[クラウドストレージなど]
自分がローカルの端末で所有している音楽ファイルをウェブへアップロードして、オンラインで聴けるおすすめサービスについての一覧。
結論
自分の音楽ファイルを保存して聴くだけなら、海外の独立系サービスのほうが圧倒的に優秀。GoogleのYouTube MusicやApple Musicですらかすむ。
なお、音楽配信サービスとして無償で対応しているものは、2025年6月現在
YouTube Music
のみ。
インターフェイスはどれも似たようなもので、いわゆるSpotify形式。
音楽配信サービス
iBroadcast
容量：無制限
Web対応：あり
スマートフォン対応：アプリ（Android/iPhone）・Web
再ダウンロード：対応
広告：なし
デスクトップアプリ：なし
日本語対応：なし
広告なしの無料プランで容量無制限という、現在最強のサービス。条件がよすぎて本当に大丈夫なのかとかえって不安になるものの、実際には2012年からつづく老舗サービスなので安心感がある。
海外サービスだが、アップロード、ダウンロードともに高速で軽快。アップロード後のリストへの反映も早い。
利用登録も簡単で、普通にメールで認証するだけでいい。
パソコンのWeb版の再ダウンロードの仕方はわかりづらいが、プレイリストの曲の一覧表示の各曲部分を右クリックし、「Download Track」をクリックすることで可能。
ただ、欠点というほどでもないのだが、オンラインから聴く際のビットレートは128kbpsに制限される（ほとんど気にならないが）
保存容量は無制限。ただし、極端にストリームで聴く量が多いユーザーには制限をかける場合があるとのこと。
有料のプレミアムサービスでは、そういった制限がすべてなくなる。
海外サービスのため、日本語非対応ですべて英語表示。といっても、使う分にはほとんど気にならない。
Media Leap
容量：1TB
Web対応：あり
スマートフォン対応：アプリ（Android/iPhone）・Web
再ダウンロード：対応
広告：なし
デスクトップアプリ：なし
日本語対応：なし
広告なしの無料プランでも容量1TBまで対応という、こちらも優良サービス。
海外サービスだが、アップロード、ダウンロードともに高速で軽快。アップロード後のリストへの反映も早い。
有料プランならば、最安のものでも容量無制限にすることができる。
海外サービスのため、日本語非対応ですべて英語表示。といっても、使う分にはほとんど気にならない。
ユーザー登録は簡単にできるものの、本名と市町村までの住所の登録が必要なのが残念。海外サービスだけに、やや気が引けるところだ。
YouTube Music
容量：10万曲
Web対応：あり
スマートフォン対応：アプリ（Android/iPhone）・Web
再ダウンロード：非対応
広告：あり
対応音声ファイル形式：FLAC、M4A、MP3、OGG、WMA
デスクトップアプリ：あり
日本語対応：あり
ある意味、最も有名なサービスだが、他と比較すると物足りない。
容量の制限はないようだが、アップロード可能な曲数は10万曲まで。1曲あたりの長さや、アルバムなど複数の音楽ファイルを1ファイルにまとめた場合はどうなるのかは不明（.zip形式でまとめられる）
また、YouTubeのユーザーならわかると思うが、広告はかなり多く、無料サービスだから仕方がないとはいえ非常にうっとうしい。
ひどいことに、アップした曲を再ダウンロードする機能がない。ダウンロードの項目はあるが、それは通信量を節約する目的で行うオフライン再生用の事前ダウンロードするためだけの機能であって、ローカルに自由に保存できるわけではない。
また、Google Takeoutでバックアップとしてまとめてダウンロードする機能はあるが、個別の曲を指定することはできない。
なんとかしてダウンロードできたとしても、YouTubeの動画と同じで、アップロード時にGoogleが指定した形式にファイルが変換されてしまうため、元のファイルと同一ではない（ここがGoogleドライブとは違うところ）。
サードパーティのサービスを使えばダウンロード可能だが、ともかくバックアップ目的としては非常に厳しい。
Web版はインターフェイスが重く、曲をアップロードしてもすぐにはリストに反映されないうえに、カスタムできる要素が少なくて使いづらい（曲名を変更する機能さえない！）
無料版ではストリーミングでの音質は一定で、有料のPremium版で選択できるようになる。
天下のGoogleが直接手掛けるているとは思えない内容。他の大手のサービスは無料プランのない「基本有料」なので、それに比べればはるかにましともいえるが……
日本語に正式対応しているのと、この手のサービスにしては珍しくPC版の専用アプリが提供されているのが救い。
クラウドストレージ
Googleドライブ、DropBox、iCloudなど各種クラウドストレージ・サービスを利用すれば、とりあえずアップロードして保存することはできるので、バックアップ目的ならばこれで十分。
ただし総じて曲を再生して聴くための機能が乏しく、ミュージックプレイヤーのソフトのように各曲を管理することは難しい。
対処方法としては「MusicSync」のように、クラウドを横断して音楽ファイルを再生できるソフトを使うなどの方法がある。