Googleフォトとは:容量無制限の画像・動画専用クラウドストレージ【シンプルまとめ】

以下の内容は、基本的にパソコン(Windows・Mac)でもAndroid・iOS(iPhone・iPad)でも同じ。

特徴

  • 容量無制限
  • 画像だけでなく動画にも対応
  • 画像・映像情報の自動解析
  • スマートフォン・パソコン向けクライアントアプリが存在
  • Googleドライブと連携可能

容量無制限

ただし、以下の制限がある。

【高画質を選択した場合】

・16MP(1600万画素)を超える画像は、縮小される
・フルHD(1080p:1920×1080)を超える動画は、縮小される

【元の画質を選択した場合】

Googleドライブの容量(Googleアカウントのサービス全体で共通)15GBを消費してしまう。

画像・映像情報の自動解析

画像の情報から人物や場所を特定し、自動的にグループにまとめる(グルーピング)。

その結果、非常に検索精度が上がる。

スマートフォン・パソコン向け専用クライアントアプリが存在

自動アップロード・同期に対応。

Googleドライブと連携可能

というより実質、GoogleフォトはGoogleドライブの一部のようになっている。

Googleフォト側

設定画面で「Google ドライブ」をオンにすると、Googleドライブ側で保存されている写真や動画がGoogleフォトでも表示されるようになる。

Googleドライブ側

設定画面で『「Google フォト」フォルダを作成する』をクリックして、「完了」をクリック。すると、「Google フォト」フォルダが作成される。

問題点

GoogleフォトとGoogleドライブは密接に関係しているにもかかわらず、仕様が統一されていないために非常にわかりづらくなっている。

関係性

・片方で削除したものは、もう片方でも自動的に削除される
・Googleドライブ側にある「Google フォト」フォルダ以下のフォルダを削除しても、実際には何も削除されない

アップロード・同期方法

ブラウザでウェブページから直接アップロードした場合

・Googleフォト側:「高画質」でアップロードすれば、Googleドライブの残り容量を消費しない

・Googleドライブ側:どのサイズであっても、Googleドライブの残り容量を消費する

パソコン向けクライアントアプリ「バックアップと同期」を使った場合

以前は別々だったクライアントアプリを統合したのだが、上記のとおり仕様が微妙に異なるためにややわかりづらくなっている。

基本

「バックアップと同期」では、基本的にGoogleドライブ側でアップロードと同期がなされる。

この場合、クライアントの設定で「高画質」での送信を選択すれば、Googleドライブの残り容量を消費しない
(つまり、ウェブページでのアップロードとは逆)

Googleフォトは?

上記のような使用のため、Googleフォトの側で上記のGoogleドライブとの連携を行わないと、アップロードした画像・動画がGoogleフォトでは表示されない

こうなると、Googleフォト専用のクライアントを使いたくなるが、現在では「バックアップと同期」のみが提供され、Googleフォト用のソフトはすでに公開されていない。

つまり、クライアントアプリを使うなら、GoogleドライブとGoogleフォトを連携させるしか他に方法がないということ。

サーバー側(Googleフォト)とクライアント(端末)の同期の関係

基本

パソコンであろうとスマホであろうと、同期を設定した端末、またはサーバー(Googleフォト)で削除した画像・動画はすべての端末で同じように削除される

クライアント側のみ削除したい場合

スマホの場合

クライアントアプリの機能を使って削除する。
(他の方法だと、削除情報が同期されてしまう=すべての端末で削除されてしまうため)

【Android】

メニュー>空き容量を増やす

【iOS】

2つの段階を経る必要がある。

・Googleフォトのアプリ:メニュー>空き容量を増やす

・iOS の写真アプリ:「最近削除した項目」を開き、同じ写真と動画を手動で削除
(iOSは制限が厳しいため、こうする必要がある)

パソコンの場合

クライアントアプリの設定画面で「削除するアイテム」の項目を、以下のいずれかに設定。

・他の場所から削除しない
・すべての場所からアイテムを削除する前に確認する

サーバー側のみ削除したい場合

クライアント側の該当ファイルを、同期設定したフォルダ以外に移動させる。

そのうえで、サーバー(Googleフォト)のファイルを削除。

誤って削除してしまったファイルを復元する方法

サーバー側でゴミ箱に入れても、60日が経過するまでは保持されている。

サーバー側のゴミ箱に移動>完了アイコンをクリック>右上の復元アイコンをクリック

# ゴミ箱からも完全に削除したファイルは復元できない。