[アプリ] Evernoteの起動・終了が遅い(重い)問題への対処法:原因特定

Evernoteを使いつづけていると、極端にクライアント・アプリの起動・終了が遅く(重く)なることがある。

その対処法。

Evernoteのユーザー用ディレクトリ(位置はOSごとに異なる)のなかにある「Database」ディレクトリのいずれかのファイルが原因。

よって、以下のファイルだけを残し、他を削除するか、別のディレクトリへ移動させる。

(なお、yournameの部分はユーザーのアカウント名のこと)

  • .accounts
  • .sessiondata
  • yourname.exb

そのうえでアプリを起動すると、かなり高速に起動できるはず。

その際、データベースを複製するか確認するダイアログが出るが、ここは「キャンセル」。

# OKしてしまうと、過去のデータベースを別物とみなし、サーバ側のデータと同期されず、同じデータ(ノートブックも)が二重になってしまうので注意。

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補足

クライアント・アプリを長く継続利用していると、yourname.exb.announcementsがどんどん肥大化していく。

中身はXMLで、その名のとおり広告などの通知情報が蓄積されていく。

今回の件はこれが原因ではなかったので放っておいて問題ないが、読み込みに時間がかかるようになるので削除してしまおう。自動的に新しいファイルが再生成される。

個人的には、yourname.exb.related(関連ノートの情報)かyourname.exb.thumbnails(ノートのサムネイル画像)が怪しいとみている。

前々から関連ノートの動作が怪しく、また画像のデータベースは壊れやすい。

【2014年9月20日 追記】

どうもyourname.exb.contextが一番怪しい。上記のyourname.exb.related、yourname.exb.thumbnailsがない状態でもまた重くなったのだが、yourname.exb.contextを削除したらすぐ直った。

このyourname.exb.context、Evernoteの起動時と終了時にかならずアクセスして内容を更新している。中身はバイナリのようだが、壊れやすいのだろうか。

いずれにせよ、タスクスケジューラやバッチファイルを用いて定期的にこのファイルを削除するようにすれば、常に快適な状態でEvernoteを使えるはずだ。

2014年9月20日 追記
2014年8月31日 公開