Linux対応、オープンソース軽量Webサーバーまとめ [運用目的]
以下では、現在でも開発が進行中の軽量・高速Webサーバーを紹介。
nginx
読み方:エンジンX
OS:Windows、Linux、macOS(Unix系)
ライセンス:独自(BSD系)
Apacheにかわり、デファクトスタンダードになりつつある人気サーバーソフトウェア。
OpenLiteSpeed
OS:Linux
ライセンス:GPL v.3
現在、急速に人気を伸ばしている『LiteSpeed』のオープンソース版。
基本的にApacheの設定をそのまま使え、nginxに匹敵する処理速度があるのが売り。
PHPと親和性が高く、高速動作する。
そのため、WordPressとの相性もよく、専用のプラグイン『LiteSpeed Cache』も提供されている。
Lighttpd
読み方:ライトTPD/ライティ(Lighty)
OS:Linux、*BSD系、macOS(Unix系)
ライセンス:BSD
「Faster FastCGI」を謳っている。
Mongoose
OS:Windows、Linux、macOS(Unix系)
ライセンス:GPL v.2
組み込み目的では有名な、クロスプラットフォームの軽量サーバー。
ただし、ビルド済みのものは基本的に無料ではなく、free版もCGIが使えないなど制約が多い。
そのため、完全無料で自由に使いたい場合はGitHubで公開されているソースコードから自分でコンパイルする必要がある。
Cherokee Web Server
OS:Windows、macOS、Linux、*BSD、Solaris
ライセンス:GPL v.2
「cherokee-admin」というGUIの管理システムがある。
Appweb
OS:Windows、macOS、Linux、FreeBSD、VxWorks
ライセンス:GPL v.2
「組み込み系では最速」を謳っている。
Caddy Web Server
OS:Android、Windows、macOS、Linux、*BSD、Plan 9
ライセンス:Apache 2
Go言語でつくられ、2015年に公開されたWebサーバー。
H2O
OS:macOS、Linux、FreeBSD
ライセンス:MIT
日本で開発されたWebサーバー。HTTP/2対応。
Monkey Server
OS:macOS、Linux
ライセンス:Apache License v2.0
x86、x64だけでなくARMにも対応。
Hiawatha webserver
OS:Windows、macOS、Linux、*BSD etc.
ライセンス:GPL v.2
2002年から存在する老舗Webサーバー。
簡単に扱えるのが特長。
thttpd
OS:Linux、*BSD系、macOS(Unix系)
ライセンス:独自(BSD系)
かなり軽量で、かつ標準で帯域制限に対応しているため、画像配信用などのCDNといったファイルサーバーの運用目的に向いている。
HFS ~ HTTP File Server
OS:Windows、Linux(Wine)
ライセンス:GPL
その名のとおり、ファイルサーバーとしての機能に特化したWebサーバー。
Turbo Delphiで開発されている。
NaviServer
OS:Windows、macOS、Linux、FreeBSD、Solaris
ライセンス:MPL
C言語とTclで記述されたWebサーバー。
Yaws
OS:Linux
ライセンス:BSD
Erlangでつくられた、マルチスレッド・シングルプロセスのWebサーバー。
組み込みにも対応している。
webfsd
OS:Linux、macOS
ライセンス:GPL v.2
単一プロセスのWebサーバー。
一部CGIなど動的コンテンツにも対応しているが、基本は静的コンテンツ向けなので、ファイルサーバーなどの利用に向いている。