おすすめ電動アシスト自転車一覧:格安[eBike]
ここでは、おおよそ10万円以下で手に入る安い電動アシスト自転車についてのみ紹介する。
用語
普通自動車の規格
・長さ:190cm以下
・幅:60cm以下
・車輪の数:2輪以上4輪以下
この基準を満たさないと軽車両の扱いとなり、原付バイクなどと同じように歩道の走行はどんな場合であっても一切禁止される。
軽車両の規格
・長さ:3.40m以下
・車体幅:1.48m以下
・車高:2.00m以下
結論
おすすめ
最安
コスパや安全面、そして耐久性などをトータルで考えると、やはりしっかりとした有名メーカーのものがおすすめ。
他の格安品に比べれば割高にはなるが、電動アシスト自転車を世界で初めて開発したパナソニック製がいい。意外とコストパフォーマンスがよく、何より国内有名企業であることの安心感は大きい。アフターサービス・保証・補償もしっかりしているのも強み。有名なPASシリーズでさえ9万円出せば購入でき、型落ちでよければさらに安くなっていることもある。価格サイトをよくチェックしてみよう。トータルで考えると、周囲の評価やコスパの点では結局パナソニックのものを購入するのが一番堅実で、もしものときも後悔が少ないと思われる。
価格の安さでいえば、どう考えても21TECHNOLOGYのものがいい。工場は中国のようだが国内企業が製造・販売を直接手掛け、アフターサービスもしっかりしている印象。きちんと国内の規格・法令に合わせてあるのも○。少なくともブランド名さえよくわからない格安の輸入品に比べれば安心できる。
ただし、人気のためかそれとも生産数が初めから少な目なのか売り切れ(在庫切れ)の場合が多いのが残念。実質的に製造終了になっているのかもしれず、いつ再生産されるかわからないので在庫がない場合は素直に他の車種を選んだほうが良さそうだ。
その点、カイホウのブランド「スイスイ」の製品は同じ価格帯でもやや21Technologyのものにスペックで劣るが、在庫が豊富なようでどこでも手に入りやすい。スペックの差はほとんど気にならないレベルなので、21Technologyの再生産を待つよりさっさとこちらを買ってしまったほうがいいかもしれない。
なお、21TECHNOLOGYやドン・キホーテの製品は価格コムのような価格比較サイトに登録されていないこともあるので、調べるときは注意したほうがいい。いきなり価格サイトで検索するのではなく、まずはWebやSNSで検索をしたほうがよさそうだ。
注意点
規格
一部の格安品の中には製造元がはっきりしないものもある他、中には普通自転車の規格から外れているものまである。
それらを承知の上であえて購入するならともかく、そうでないならあとでややこしいことになりかねないのでよく調べたうえで決めたほうがいいだろう。
アフターサービスや保証期間
保証期間はもちろん基本的にメーカーによるが、アフターサービスは店舗ごとの対応になる。
通常はメーカー直販店が最もいいだろうが、何にせよ価格だけでなく店舗独自の補償やアフターサービスをきちんと踏まえた上でどこで買うかを決めたほうが良さそうだ。
格安品のリスク
無名メーカーの格安品は正直なところ「安かろう悪かろう」であることを覚悟しておいたほうがいい。業界内やユーザー評価でも賛否両論のことが多く、中には壊れやすくて危ないという意見もある。
製品ごとのクオリティのバラつきもあって要するに当たり外れが大きく、またサポートがメールのみなどアフターサービスがいい加減な場合もある。
一方で、費用対効果(コスパ)の面で満足している人も事実で、この辺はどんなジャンルのどんな商品でも結局は購入者の好み・判断しだいということになるだろう。
上にも書いたが、それが嫌ならばパナソニックなどの有名企業の製品を初めから購入したほうがいい。型落ちのモデルでかまわないのならば、+2万円程度で有名ブランドのものが手に入るからだ。
ビビ・SX BE-ELSX633(Panasonic:ママチャリ)
参考サイト:価格コム
価格:完成品87,200円
規格:普通自転車
タイプ:ママチャリ(シティバイク)
タイヤサイズ:26インチ×1-3/8WO
重さ:26.2kg
走行距離:約50km
バッテリー:8.4Ah リチウムイオン電池
変速ギア:3段
ブランド名/メーカー名:Panasonic
ハンドル:アップハンドル
スタンド:両足スタンド
ライト:あり(バッテリー駆動)
フロントバスケット(カゴ):あり
チェーンカバー:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)
スカートガード:あり(サイドカバー)
泥よけ(フェンダー):あり
本体サイズ:サドル高 740mm~890mm 全長 1875 mm 全幅 580 mm
世界で初めて電動アシスト自転車をつくったパナソニック製のeママチャリ。有名な「PAS」シリーズではないが、“電動アシスト自転車といえばコレ!”といった印象の製品。
同じパナソニックのSWシリーズとは異なり、標準的なサイズのママチャリなので乗りやすい。
正直、いろいろな荷物を運ぶ場合を含め、普段使いを考えれば同じパナソニックのミニベロ(小型自転車)であるSWシリーズよりもこちらのほうがおすすめ。
バッテリーは8.4Ahあるので、ママチャリとしては十分だろう。
ネックは値段か。他の格安品と比べると2万円以上高くなってしまうが、パナソニックというブランドとそこから来る安心感、保証・補償の手厚さを考えると妥当な線で、むしろ総合的にはコスパは最高クラスといえる。
この記事で紹介している他の安い自転車でも“必要十分”ではあるのものの、この「ビビ・シリーズ」はそれをさらに高クオリティにしたようなもの。
ミニベロのSWシリーズと比較してこちらのほうがサイズは大きい分、本来ならより高くなってもおかしくないのだが、ものによっては価格帯が逆転していることもあるので、購入の際は各店舗でよくチェックするようにしよう。
ちなみに、上位モデルの「DX BE-ELD637」も存在するが、こちらはやや割高。
他の難点をあえて挙げるとすれば、26.2kgというその重さだろう。eママチャリの重さとしては常識の範囲内ではあるがけっこうな重量なので、自転車を降りて押し歩きする場合は覚悟したほうがいい。
AO260(21TECHNOLOGY)
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公式サイト:【最大5000円OFFクーポン 24日20:00〜4時間限定 先着50名】 電動自転車 折り畳み式 26インチ 型式認定 |電動アシスト自転車 子供乗せ 折りたたみ 折り畳み チャイルドシート装着可能 シティサイクル 型式認定取得 ギフト 送料無料 【AO260】
価格:58,800円
送料:無料
規格:普通自動車
タイプ:ママチャリ(シティバイク折りたたみ自転車)
タイヤサイズ:26インチ
重さ:25.7kg
走行距離:約35km
バッテリー:24V 8.7Ah リチウムイオン電池
変速ギア:*なし(1段)
組み立て:ほぼ不要(完成度95~100%:ハンドル・サドル以外)
メーカー:21TECHNOLOGY(日本)
ハンドル:アップハンドル
スタンド:両立スタンド
アシストモーター出力:240W
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
カゴ:
施錠(ロック):サークル錠
スカートガード:あり
リアキャリア:あり
本体サイズ: 長さ:約1890mm×幅:約550mm×高さ:1000mm〜1060mm
楽天市場など各種オンラインストアで継続的に売上上位を誇る人気商品。メーカーのオンライン直営店で販売され、企画・製造・販売・アフターサービスのすべてを自社で行っている。
折りたたみ自転車としては珍しい、タイヤ径26インチのママチャリ(シティバイク)タイプのもの。
走行可能距離がやや短めでギアがない(1段のみ)だが、カゴなど各種アタッチメントが一通りそろっており、むしろ普段乗りにとても適している。
AOCT260などとは異なり折り畳めるので、収納時に省スペースになる。逆を言えば、フレームに折りたたみの機構がある分、剛性はやや低くなり、折りたたみ自転車特有の軋み音が出てしまうこともある。ただ、これはこの車種に限ったことではなく折りたたみ自転車全般の特徴なので、自分の好みで選ぼう。
AOGT35C(21TECHNOLOGY:クロスバイク)
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公式サイト 販売サイト:【最大5000円OFFクーポン 24日20:00〜4時間限定 先着50名】 電動自転車 電動クロスバイク 電動アシスト自転車 シマノ製6段変速 クロスバイク 700c 700×35c | 自転車 じてんしゃ シマノ shimano スポーツ ギフト 送料無料 【AOGT35C】
価格:69,800円
送料:無料
規格:普通自動車
タイプ:クロスバイク
タイヤサイズ:700x35c
重さ:20.5kg
走行可能距離:約35km
バッテリー:24V 8.7Ah リチウムイオン電池
ギア:6段変速(シマノ製)
組み立て:一部必要
メーカー:21TECHNOLOGY(日本)
ハンドル:ストレート(オールラウンダー)
スタンド:片足キックスタンド
アシストモーター出力:240W
ライト:あり(バッテリー駆動)
施錠(ロック):サークル錠
泥よけ(フェンダー):あり
本体サイズ:長さ:約1880mm×幅:約590mm×高さ:970mm
AO260と同じ21TECHNOLOGY製の「eクロスバイク」。
この価格帯としては性能がよく、e-bike(eスポーツバイク)の中でも軽量な部類に入る。
満充電からの走行可能可能距離も35kmと価格のわりには長め。
ギアが6段までとスポーツバイクとしては物足りなさもあるものの、クロスバイクであることを考えると十分ともいえる。
一方で最新モデルでは、かつてはなかったフェンダー(泥よけ)が標準でつくようになった。こうした点は普段乗りのしやすさも考慮に入れられているようだ。
あくまでスポーツバイクなのでカゴやリアキャリアなどは標準ではつかないが、その分軽め。ただし、施錠とスタンドはあり。
一部、組み立てが必要。
なお生産数が少な目なのか売り切れになってしまっていることが多い印象なので、欲しい人は見つけ次第すぐに購入に踏み切ったほうがいいと思われる。
DASK206(ミニベロ:21TECHNOLOGY)
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価格:59,800円
規格:普通自動車
タイプ:折りたたみ自転車
タイヤサイズ:20インチ(20×1.75)
重さ:約22.5kg
走行距離:約50km
バッテリー:24V 8.7Ah リチウムイオン電池
変速ギア:外装6段
組み立て:一部必要
メーカー:21TECHNOLOGY(日本)
ハンドルバー:ストレート
スタンド:片足スタンド
アシストモーター出力:240W
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:なし
カゴ:あり
施錠(ロック):サークル錠
スカートガード:なし
リアキャリア:なし
泥よけ(フェンダー):あり
本体サイズ: 長さ:約1520mm×幅:約540mm×高さ:980mm
ミニベロ(タイヤが小径の小型自転車)タイプの折りたたみ電動アシスト自転車。通常のママチャリと比較してコンパクトでありながら、カゴ、フェンダー、リアキャリアといった普段乗りに必要なものを一通りそろえるスグレモノ。
タイヤ(ホイール)が20インチと小径な分、安定性に欠け、スピードを出しづらいが、反対に小回りがきいて街乗りにとても向いている。
もちろん、折りたためば非常にコンパクトにできるのも利点。
ただ、普通はミニベロの折りたたみ自転車といえば軽量なはずなのだが、やはり電動アシスト自転車だけあって22.5kgとかなり重いので、そこは覚悟しておこう。
* 21TECHNOLOGYには他にも電動アシスト折りたたみ自転車の車種が存在するので、一通りチェックすることをおすすめする。
BM-AZ300(スイスイ:ミニベロ)
参考サイト:価格コム
価格:完成品59,800円
規格:普通自転車
タイプ:折りたたみ自転車(ミニベロ)
タイヤサイズ:20インチ
重さ:22kg
走行距離:約30km
バッテリー:5.8Ah リチウムイオン電池
変速ギア:外装6段
ブランド名/メーカー名:スイスイ/KAIHOU(カイホウ)
ハンドル:ストレート
スタンド:片足スタンド
アシストモーター出力:250W
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)
フロントバスケット(カゴ):なし
本体サイズ:サドル高 800mm~920mm 全長 1565 mm 全幅 580 mm
格安の電動アシスト折りたたみ自転車のひとつ。
全体的にシンプルな構成で、ロック、フェンダー(泥よけ)とチェーンカバー以外これといって付属品はついていない(カゴもなし)。
他の格安電動アシスト自転車に比べて5.8Ahとバッテリー容量が小さく、1回の充電当たりの航続距離が短めなのが気になる。
ミニベロタイプの折りたたみ自転車でバッテリーも小容量なのだが重さが22kgとけっこうあり、けっして軽いわけでもないのも残念な部分。
格安アシスト自転車は品薄のことが多いが、このBM-AZ300は取り扱い店舗が多く、今でも比較的入手しやすいようだ。
PAS Cheer PA26CH(Panasonic:ママチャリ)
参考サイト:価格コム
価格:89,800円
規格:普通自転車
タイプ:ママチャリ(シティバイク)
タイヤサイズ:26インチx1-3/8WO
重さ:26.1kg
走行可能距離:約57km
バッテリー:8.9Ah リチウムイオン電池
変速ギア:3段
ブランド名/メーカー名:Panasonic
ハンドル:アップハンドル
スタンド:両足スタンド
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)
フロントバスケット(カゴ):あり
リアキャリア:あり
スカートガード:あり(サイドカバー)
本体サイズ:サドル高 740mm~885mm 全長 1880 mm 全幅 580 mm
ある意味、電動アシスト自転車の代名詞ともいえるモデル。リアキャリアやスカートガードを含め、普段使いに必要なものが一通り揃った典型的な「eママチャリ」。もちろん、実際の人気もトップクラス。
人気製品なので同じパナソニック製でも他のビビ・シリーズやSWシリーズと比べると割高だが、たいして価格差はないため、どうせならPASのほうがいいと考える人も多いだろう。
ビビと何が違うかといえば、バッテリー容量がPASのほうが少し大きく、そして標準でリアキャリアが付くくらいだ。
ベロスター BE-ELVS773(Panasonic:スポーツバイク)
参考サイト:価格コム
価格:94,000 円
規格:普通自転車
タイプ:スポーツバイク(シティバイク風)
タイヤサイズ:700C
重さ:22.4kg
走行可能距離:50km
バッテリー:8Ah リチウムイオン電池
変速ギア:外装7段
ブランド名/メーカー名:Panasonic
ハンドル:ストレートハンドル
フェンダー(泥除け):あり
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)
フロントキャリア:あり
フロントバスケット(カゴ):なし
リアキャリア:なし
スカートガード:なし(サイドカバー)
本体サイズ:サドル高 790mm~965mm 全長 1865 mm 全幅 590 mm
ママチャリというよりシンプルなシティバイクといった雰囲気のパナソニック製電動アシスト自転車。見た目も内容もシティバイクっぽいが、メーカー側は「電動スポーツバイク」(e-bile/eBike)としているように、全体的にそちらへの意識が感じられるスペックとなっている。ちょうどeシティバイクとeスポーツバイクの中間といった印象だ。
フレームは、スポーツバイクでは一般的なダイヤモンドフレーム。外装のギア(ディレーラー:変速機)とフレームをつなぐ部分を交換可能なリプレーサブルエンドもあり、転倒時などにフレームを保護することができるようになっている。
ギアは“外装”7段変速。
タイヤは大径の700Cタイプ。
アシストモードは低価格帯のものには珍しく、アシスト制御の「オートマチックモード」を搭載。電動アシスト自転車特有のコンソールも液晶画面のある「エコナビ液晶スイッチ4S+」も搭載し、バッテリー残量だけでなく走行速度や残りの走行可能時間なども表示される。
重さは22.4kgとこのサイズのものにしては軽めで、この辺はスポーツバイクらしさがある。
一方でチェーンカバーやフェンダー、スタンド、ライトといった普段乗りに適した装備も標準で搭載し、これらはスポーツバイクというよりシティバイクに近い内容となっている。
こういったところからも、このベロスターはシティバイクとスポーツバイクのいいとこ取りをしようとしていることがうかがえる。
ただし、それは裏を返せばやや中途半端なものになってしまっている面もある。シティバイクなのにフロントのカゴもなく、スポーツバイクなのに性能に物足りなさがある。
最終的にどう判断するかはまさに買い手しだいだが、ママチャリでは物足りなく、かといってガチのスポーツバイクでなくてもいいという普段使いの便利さを求める人にはピッタリ合うモデルだろう。
ベロスター・ミニ BE-ELVS073(Panasonic:ミニベロ)
参考サイト:価格コム
価格:95,990円
規格:普通自転車
タイプ:ミニベロ
タイヤサイズ:20×1.5 HE
重さ:20.9kg
走行可能距離:60km
バッテリー:8Ah リチウムイオン電池
変速ギア:外装7段
ブランド名/メーカー名:Panasonic
フレーム:アルミニウム
ハンドル:ストレートハンドル
フェンダー(泥除け):あり
スタンド:片足スタンド
ライト:あり(バッテリー駆動・自動点灯)
チェーンカバー:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)
フロントキャリア:あり
フロントバスケット(カゴ):なし(純正オプションあり)
リアキャリア:なし
スカートガード:なし(サイドカバー)
本体サイズ:サドル高 765mm~940mm 全長 1570 mm 全幅 590 mm
格安eスポーツバイクの「BE-ELVS773」のミニベロ版。
コンパクトな分、軽量で走行可能距離も長いのが特長。
アシストモードは低価格帯のものには珍しく、アシスト制御の「オートマチックモード」を搭載。電動アシスト自転車特有のコンソールも液晶画面のある「エコナビ液晶スイッチ4S+」も搭載し、バッテリー残量だけでなく走行速度や残りの走行可能時間なども表示される。
フレームはスポーツバイクでは一般的なダイヤモンドフレームだが、ミニベロであるせいかやや独特な形状。外装のギア(ディレーラー:変速機)とフレームをつなぐ部分を交換可能なリプレーサブルエンドもあり、転倒時などにフレームを保護することができるようになっている。
一方でチェーンカバーやフェンダー、スタンド、ライトといった普段乗りに適した装備も標準で搭載し、これらはスポーツバイクというより普通のミニベロに近い内容となっている。
こういったところからも、このベロスターはミニベロのシティバイクとスポーツバイクのいいとこ取りをしようとしていることがうかがえる。
ただし、それは裏を返せばやや中途半端なものになってしまっている面もある。シティバイクなのにフロントのカゴもなく、スポーツバイクなのに性能に物足りなさがある。
最終的にどう判断するかはまさに買い手しだいだが、通常のミニベロでは物足りなく、かといってガチのスポーツバイクでなくてもいいという普段使いの便利さを求める人にはピッタリ合うモデルだろう。
なぜか大径車輪のスポーツバイクである姉妹品の「BE-ELVS773」よりも価格が高い場合がある。通常サイズのモデルがいい場合は、姉妹品のほうを選ぶようにしよう。
SW BE-ELSW012(Panasonic:ミニベロ)
参考サイト:価格コム
価格:75,898円
規格:普通自転車
タイプ:小径ミニベロ
タイヤサイズ:20インチ(前:20×1.75 HE 後:20×2.125 HE)
重さ:20.9 kg
走行距離:約36km
バッテリー:8Ah リチウムイオン電池
変速ギア:なし(1段)
メーカー:パナソニック
盗難補償:3年
ハンドル:ストレート
スタンド:片足スタンド
ライト:あり(バッテリー駆動 常時点灯)
チェーンカバー:あり
フロントバスケット(カゴ):なし
スカートガード(サイドカバー):なし
本体サイズ:サドル高 780mm~940mm 全長 1720 mm 全幅 590 mm
安心安全のパナソニック製のミニベロ「SW」モデル。電動アシスト自転車を発明した企業の製品なので、アフターサービスなどできちんとしたものを求めている人にはもちろん最もおすすめできる。
ただし、カゴがないなど標準装備が物足りないこともあり、コストパフォーマンを考えると他の格安自転車のほうがよく、おおよそ1万5千円ほどの価格差があるので、どうしても有名メーカーでなければ困るというのでなければ、あえてこちらを選ぶ理由は特にない。よく考えて判断しよう。
ミニベロでなくてもいい、普通のママチャリがいいという場合は、さほど価格差はないのでどう考えても同じパナソニックのビビ・シリーズや有名なPASシリーズのほうがおすすめだ。
技術力のあるメーカーだけあって、重量は他よりも軽い20.9 kg。これくらいならば、電動アシスト自転車の課題である押し歩き時の重さもさほど苦にはならないだろう。
なお形状から、よくある折りたたみ自転車のようにも見えるが、実際には普通の小径車(ミニベロ)。勘違いしないように気をつけよう。
現在、すでに新型のSW BE-ELSW013(8,9000円)がリリースされているので、今後はそちらにシフトしていくと思われる。
パナソニック製でよりスポーティなミニベロを求める場合は、価格が+2万円ほど高いが「 」cがある。
EVAPLUS2(ドンキホーテ:ママチャリ)
公式サイト:ドンキホーテ
価格:87,780円
規格:普通自動車
タイプ:ママチャリ(シティバイク)
タイヤサイズ:26×1-3/8 WO耐摩耗タイヤ
重さ:28.2kg(バッテリー重量1.8kg)
走行距離:約41km
バッテリー:24V 10.4Ah リチウムイオン電池
変速ギア:外装6段
フレーム:スチール
メーカー:ドンキホーテ(日本)
ハンドル:アップハンドル(ステンレス製)
スタンド:両足スタンド
アシストモーター出力:250W ブラシレスモーター HB-MT26F02B
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
カゴ:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)+バッテリーロック
スカートガード(サイドカバー):なし
リアキャリア:あり
本体サイズ:全長(約) / 1895mm 全幅(約) / 580mm サドルの高さ(約) / 最低740mm~最高870mm ハンドルの高さ(約) / 最低1060mm~最高1110mm
量販店として有名なドンキホーテのPB商品。「エヴァプラス」と読む。
「ダメ出しの殿堂」という試みでユーザーの声を積極的に取り入れ、カゴを大きめのものに変更するなど随時、改良を重ねている。
この価格帯のものにしては珍しくバッテリー容量は10.4Ahと大容量(普通は5~8Ah程度)だが、それより少ない容量の他社製品と走行可能距離がたいして変わらないのはアシストモーターの効率が悪いためか?
リアブレーキも格安品ではほとんど見かけない「ローラーブレーキ」で、雨などの車体が濡れる環境でも制動がよく利き、ブレーキ時のあの不快な異音が鳴ることも少ない。
操作パネルも高級品には劣るものの、きちんとした出来。
ただ、電動アシスト自転車としては非常にオーソドックスな出来でこれといって特徴がなく、本来自転車メーカーではないところがつくっただけあってまだまだ実力の程は未知数のところがあり、今後メーカー・販売者としてどこまでサポートしてくれるのかも判然としない部分がある。
特にバッテリーが心配で、電動アシスト自転車である以上、もしバッテリーが故障して交換ができないとなると、そこで事実上“おしまい”になる。現状、ドンキでは替えバッテリーは購入できず、他の購入者によると店舗やサポートに連絡しても代替品の購入ができる場合とできない場合の両方があったと情報が錯綜している。
また、他の格安アシスト自転車と比べると、価格がやや高めなのも気になる。実勢価格では有名なパナソニックのビビ・シリーズとほぼ同じくらいなので、保証・補償やこれまでの実績を考えれば普通は評価の高い老舗メーカーのものを買うべきかもしれない。
裏を返せば、大きい欠点はない良作ということだが、各要素をどう考えるかは消費者しだいだ。
なお、前モデルの「EVAPLUS」はすでに販売終了している。
AOCT206(21TECHNOLOGY:ママチャリ)
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公式サイト:【最大5000円OFFクーポン 24日20:00〜4時間限定 先着50名】 【地域限定 | 完成品でお届け】 組立不要 組立・調整済 100%完成車 電動自転車 電動アシスト自転車 組立済 26インチ | 子供乗せ チャイルドシート装着可能 送料無料 【AOCT260】
価格:58,800円
規格:普通自動車
タイプ:ママチャリ(シティバイク)
タイヤサイズ:26インチ(26×1-3/8)
重さ:約24kg
走行距離:約35km
バッテリー:24V 8.7Ah リチウムイオン電池
変速ギア:*なし(1段)
組み立て:完全組み立て済み
メーカー:21TECHNOLOGY(日本)
ハンドル:アップハンドル
スタンド:両立スタンド
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
カゴ:あり
施錠(ロック):サークル錠
スカートガード:なし
リアキャリア:あり
本体サイズ: 長さ:約1860mm×幅:約550mm×高さ:980mm~1080mm
21TECHNOLOGYの他の車種と違って完全組み立て済みで、かつ折りたたみ自転車ではない最もオーソドックスな「eママチャリ」。取り立てて特長はないが、それだけ必要十分でよくまとまっているといえる。
下記のAO260などとは異なり、たたんでコンパクトにすることができないので収納時にスペースが必要になるが、フレームに折りたたみの機構がない分、剛性は高く、折りたたみ自転車特有の軋み音もないので、特別な理由がないかぎりこちらを選ぶのが無難だろう。
現状ずっと在庫切れの状態が続き、しかも21TECHNOLOGYのオンライン直営店では大阪向けにのみ販売とされている。他の地域には配送されないどころか、そもそも購入することすらできないので欲しい場合は別のショップで買うしかないが、この車種を取り扱っているサードパーティの外部店舗はないようだ。
実質的に今は手に入れることはできないようなので、しばらく待つか素直にあきらめるしかないだろう。同様の方向性で価格は高いがスペックも高いパナソニック製の「ベロスター BE-ELVS773」は在庫が豊富なようなので、そちらのほうが手に入りやすいだろう。
DACT266(21TECHNOLOGY:シティバイク)
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価格:65,800円
規格:普通自動車
タイプ:シティバイク
タイヤサイズ:26インチ(26×1 3/8)
重さ:約26kg
走行距離:約54km
バッテリー:24V 8.7Ah リチウムイオン電池
変速ギア:外装6段(レボシフト/SHIMANO)
組み立て:一部必要
メーカー:21TECHNOLOGY(日本)
ハンドル:ストレート(オールラウンダー)
スタンド:片足スタンド
アシストモーター出力:240W
ライト:あり(バッテリー駆動)
チェーンカバー:あり
カゴ:あり
施錠(ロック):サークル錠
スカートガード:なし
リアキャリア:あり
本体サイズ: 長さ:約1800mm × 幅:約560mm × 高さ:1000〜1060mm
普通のママチャリである下記AO260などと比べ、スポーツタイプに近い印象のシティバイク。ハンドルがMTBなどでは標準のストレートであり、走行可能距離も長めでギアも外装6段がついていてほぼ他と同じ価格帯というのはお得感が強い。
ただしこの辺は好みによるので、スポーツバイク的なものを求めていないのなら、AO260やAOCT206のほうがおすすめだ。
スカートガード(巻き込み防止装置)も標準ではついていないため、女性や小さい子供を乗せる場合は向いていないので注意しよう。
――ただし、そういったこと以前にこれもすでに製造していないのか在庫切れになっていることが多い。
その他
パッセL (Passe-L:ママチャリ)
価格:完成品59,873円/一部組み立て必要56,980円
送料:無料
規格:軽車両
タイプ:ママチャリ(シティバイク)
タイヤチューブ:米式チューブバルブ
タイヤサイズ:26インチ(26×1.75HE スリック)
重さ:21.0kg
走行距離:約40km
バッテリー:12Ah 鉛電池 8kg
変速ギア:外装7段(シマノ・ターニーTX)
組み立て:組立て済み完成車/一部組み立て必要(ショップによる)
メーカー:?
フレーム:アルミニウム
ハンドル:アップハンドル
スタンド:両立スタンド
アシストモーター出力:250W
ライト:あり
チェーンカバー:あり
カゴ:あり
施錠(ロック):サークル錠(リングロック)
替えバッテリー:14,190円(12Ah)
スカートガード:あり(サイドカバー)
リアキャリア:あり
フロントキャリア:あり
本体サイズ:全長 186cm x 全幅 63cm x 全高 107cm
Yahoo!ショッピングでは人気上位の車種。
ただし! 実は車幅が60cmを超えてしまっているので、法的な規格としては「普通自転車」にならず「軽車両」の扱いになる。つまり、どんな場合であってもけっして歩道を走行することはできないので要注意だ。
さらにタイヤチューブに空気を入れるためのバルブがいわゆる「米式」のため、日本で一般的に使われている「英式」タイプの空気入れのポンプがそのままでは使えないデメリットもある。
安価だが、その分バッテリーが鉛電池で非常に重く、サイズも大きいため取り外す際にサドルをいちいち抜かなければならないのが面倒。
また、鉛電池はリチウムイオン電池と違って充電の量ではなく“回数”で電池寿命が決まるので、追い充電(継ぎ足し充電)をするとどんどんバッテリーが劣化していってしまう。ここも大きな問題点のひとつだ。
一方で鉛電池は安価なので、予備のバッテリーや買い替え時の購入を考えると、そのときも安くすむというメリットもある。ただ鉛電池はいろいろと扱いが難しいので、やはりリチウムイオン電池を採用している上記AO260など他メーカーの製品のほうがおすすめといえる。
他にも気になる点が。ギアが7段あるものの、チェーンが外れる心配のない内装式ではなく、MTBのようなスポーツバイクと同じ外装式。
フレームの素材はママチャリで一般的なステンレススチールではなく、軽いがやや耐久性に劣るアルミ製。
全体的に日本のママチャリとは思えない仕様だ。どうも中国製らしく、開発においてはあまり日本向けのことは考えられていないようだ。それ以前に製造元がはっきりとせず、もしもの時の保証がどうなっているのかも判然としない。
購入するに際していろいろと慎重に検討した上で決断したほうがいいだろう。
なお、パナソニックの有名な電動アシスト自転車「PASシリーズ」と名前が似ているが、なんの関係もない。