BlueStacksでスマホゲームをキーボード操作+ゲームパッド対応も【Androidエミュレーター】
BlueStacksとはAndroidをパソコン上で動かし、スマホアプリを実行できるエミュレーターと呼ばれるソフトウェアのこと。
各種タッチ操作をキーボードに割り当てる機能=キーマッピング機能があり、大半のゲームが問題なく遊べるようになる。
それどころか、スマートフォンやタブレットよりも操作しやすい場合もあるくらい。特に、シューターやアクションゲームなど。
以下では、そのための方法を説明していく。
なお、公式の説明はやや古いバージョンのもので、現在のBlueStacksとは少し異なる部分もあるので注意。
キーマッピング機能の起動:ツールバーのキーマッピング・アイコンから
アプリ実行時に画面下部に表示されるツールバーの左端が、キーマッピング機能のアイコン。
その右側でキーマッピング用画面を呼び出し、左側で同機能のオン・オフを簡単に切り替えられる。
各種キーマッピング機能
アプリ起動時に説明の動画などのポップアップが表示されるものはBlueStacks側で正式対応しており、あらかじめデフォルトのキーマッピングが設定されている場合が多い。
ただし、一部、表示(設定)がおかしいものもある模様。
1:ボタン
画面上部のアイコンに専用のものはなく、何もドラッグしていない状態で画面上の何もないところをクリックすると、そこにボタンが表示される。
それをさらにクリックし、カーソルが出現している状態でキーボードのキーを押すと、それが設定されるようになっている。
2:リンク
2か所の同時押しに使う(らしい)。2か所しか設定できない模様。
3:マウスコントロール(マウスでの移動)
右クリックのドラッグでその方向へ移動できる。
右クリックを使うため、下記の照準機能とは併用できない。
4:方向キー(D-pad)
キャラクターの移動のバーチャルパッド部分に置く。
タッチパネルでのフリック入力での移動は360度全方向に細かく指定できるが、この機能では見た目のとおり8方向にしか対応していない。
とはいえ、ほとんどの場合、問題ない。
5:照準(クロスヘア)
FPSやTPSのようなシューター系ゲームにおいて、マウスでエイミングするための機能。
基本的に、下記の発射機能と組み合わせて使う。
これを設置した状態で、プレイ中に右クリックすると機能がオンになる。
ゲームUIの照準の位置にこれを置くのだが、クロスヘアが表示されないゲームでもおおよその中央に置けばいい。
どちらにしろ、プレイ中はBlueStacksのキーマッピング機能の表示は一切されないため見た目上のクロスヘアがわりに使うことはできない。
(Noxのように半透明にして常時表示させることはできない)
6:発射(ファイア)
FPSやTPSのようなシューター系ゲームにおいて上記の照準機能がオンになっているときに、左クリックで発射するための機能。
バーチャルパッドの発射部分に設置するだけ。
7:スワイプ
その名のとおり、画面の特定部分をスワイプする機能。
方向キーとは異なり、上下左右の4方向のみ対応。
また、サイズの拡大縮小はできないので、正直、画面の隅などには設置しづらい。
8:傾け操作(傾きセンサー)
2軸の回転のみ対応。端末の長いほうを縦としてその縦方向に傾ける動作には非対応。
ただし、レースゲームでハンドルがわりに使う分にはこれで十分。
注意点
デフォルトの設定で「[」の記号を横向きにしたものが表示されていることがあるが、これはスペースキーのこと。
動作事例
アズールレーン
Bullet Force
ゲームパッドを使った操作
残念ながらBlueStacksはゲームパッドに対応していないため、外部のソフトウェアを使って、上記のキーマッピングを設定したキーをゲームパッドの各ボタンに対応させていく必要がある。
ここでは、Windows、Mac、Linuxの各OSにおいて無料で使え、しかもオープンソースである「antimicro」というソフトを例に説明する。
使い方
基本は他のソフトウェアを使う場合と同じで、アナログスティック/デジタル方向キーをWASDに、ボタンをタップ操作に割り当てていく。
シューターのように右スティックで操作するゲームでは、マウスの動作を設定する必要がある。
この際、おすすめの設定は以下のとおり。
加速:Easing Quadratic
Horizontal Speed:50(デフォルト)
Vertical Speed:50(デフォルト)
Delta Accelaration
Multiplier:x2.00(または3.00くらい)
これでゲームパッドに正式対応したシューターに近いフィーリングでプレイができる。