[プログラミング] DXライブラリとは:C/C++向けのDirectX用汎用ゲームライブラリ
【2017年7月5日更新】Android対応について追記
特徴
- かなり古いライブラリだが、今でも継続的に更新されている
- C/C++向けだが、APIは基本的にC言語ベース
- 描画だけでなく、ファイルI/O、音声再生にも対応
- Android対応(ただしUTF-8のみ)
- PlayStation 4、PlayStation Vita対応:「Play,Doujin!」プロジェクト
- GUIライブラリはなし:単純なボタンでさえ自作する必要がある
3D対応
2D描画と同じく、かなりシンプルなAPIで簡単に3D表示が可能で、リグ(ボーン)のアニメーションにも対応している。
3Dモデルは、x、mqo、mv1のファイル形式にのみ対応。
MIKU MIKU DANCE(MMD)形式のpmd( + vmd )、pmx( + vmd )にも対応。
全体的に多機能というわけではまったくない。
ライセンス
独自ライセンス。そのため、著作権・知的財産権的にあいまいな部分もある。
ソースコードが公開され、改変・再配布もOKだが、BSDライブラリやLGPLのように使い勝手がいいわけではない(本当に自由に使えるわけではない)。
注意点
「ゲーム開発といえばC/C++を使ってWindowsで」という時代に生まれたものなので、単純でわかりやすいとはいえ古くさい部分が多く、比較的最近になって開発されたUnityやCocos2d-xなどと比較するとさすがに使いづらく、機能も乏しい。
またC言語ベース=単純な関数を前提としているので、オブジェクト指向を前提とした現在のプログラミングのロジックにそもそもまったく馴染まないという問題もある。
全体的に、今から使うべきライブラリかというと、どうしても「?」マークがつく。