ウェブアプリケーションのアップデート方法
以下は、phpMyAdminをシェルを使ってLinux環境に設置する場合の例。ただし、やり方の基本はどのアプリケーション、どの環境でも同じ。
ここではサーバサイドに直接アプリをダウンロードするが、単純にFTPでアップロードしてもいい(ただ、それだと時間がかかる)。
まず、アプリのディレクトリのある場所へ移動。
[shell]
cd myapp
[/shell]
旧アプリのディレクトリをリネーム。
[shell]
mv phpmyadmin tmp_phpmyadmin
[/shell]
アプリの圧縮ファイルをダウンロード。
ちなみにphpMyAdminの場合、こちらのページにある各ファイルのリンクではなく、そのリンク先にある「direct link」のURLからダウンロードする。
[shell]
wget http://downloads.sourceforge.net/project/phpmyadmin/phpMyAdmin/3.5.0/phpMyAdmin-3.5.0-all-languages.zip
[/shell]
圧縮ファイルを展開。
[shell]
unzip phpMyAdmin-3.5.0-all-languages.zip
[/shell]
SVNなどから各ファイルを直接ダウンロードしてもいいのだが、それだと時間がかかる。そもそも、レンタルサーバではSVNが入っていない場合もある。アプリの公式サイトの側で圧縮ファイルを用意してくれているのなら、それをダウンロードして展開したほうが早いだろう。
ただ、場合によっては圧縮ファイルのリンクがバージョンごとに変わってしまっていることもあるので、その場合はSVNなどから安定版をチェックアウトしたほうが手っ取り早い。
以下は、安定版をダウンロードする場合(stableのタグ)。
[shell]
svn checkout https://phpmyadmin.svn.sourceforge.net/svnroot/phpmyadmin/tags/STABLE/phpMyAdmin/
[/shell]
アプリのディレクトリ名をリネーム。
[shell]
mv phpMyAdmin-3.5.0-all-languages appdir
[/shell]
アプリの設定ファイルなどを新しいディレクトリへコピー。
mvで移動させてもいいのだが、新バージョンがうまく動かなかったときバックバージョンに戻すのが面倒なので、コピーしておく。
[shell]
cp tmp_phpmyadmin/config.inc.php phpmyadmin
[/shell]
新バージョンの動作確認。
問題がなければ、不要なファイルなどを削除。
[shell]
rm phpMyAdmin-3.5.0-all-languages.zip
rm -rf tmp_phpmyadmin
[/shell]